3. 残念ながら、あと数年は薄利営業を覚悟すべき!
6.5号機の登場や、スマスロ・スマパチ登場のスケジュール発表等で、少しずつではありますが近未来の予想が見えてきた、そんな状況もあると聞きます。しかし、現実は売上高の大幅減少により、従来のような利益率での営業が出来ず、お客様への還元率も減少し、離反を招いています。また、利益額も大幅減少しているので、真逆の政策である「さらに高い利益率での営業」を余儀なくされ、離反を加速化させているのも事実。
本来「客数減少」の対処としては薄利営業が望まれるものの、現在打っている手段が逆行している状態で、それをカバーするために、遊技機の「遊技性能」が上がるのをただ待ち、客数増の努力の前に「客単価アップ」を待つ。そのようなホール運営では、お店は「より鉄火場」になりますし、もちろん一般ユーザーはついていけず、ギャンブルユーザーしか残らないのは当然と言えるのではないでしょうか?恐らく、そういった部分に問題意識を持つ人もいらっしゃるはずですが、それでも「ホールのギャンブル化」は止まりませんし、逆に適正利益で営業出来ない店舗を市場から退場させるように、自然淘汰するように…そんな流れを社会が作っているのかも知れません。
お店はまず、ユーザーの信頼を取り戻す為にも、厳しいでしょうがしばらく他店に負けないだけの薄利営業を続ける他ないですし、まずは「そこから」だと考えます。このままでは、お客様から「選ばれなくなる」事は必至で、ビジネスとして成立しなくなる事でしょう。もう一度、現在のビジネスモデルに留意し、戦略の再考をお願いしたいところです。
■プロフィール
チャーリー・ロドリゲス・湯谷
自称パチンコ・パチスロ伝道師。この立ち位置を20年近く続けているロートル業界ウォッチャー。特技はスプーン投げ。今ではスプーンも曲げられない程、筋力低下。「意見待つ!」と言い続けて、20年。他人の意見に未だ弱く、老化は続くか、パチンコやパチスロに賭ける情熱は衰えず!