【コラム】2022年は「パチンコ新時代経営」元年になる?(WEB版)/チャーリー・ロドリゲス・湯谷

3. 誰に、何を、どんな方法で…新たなコンセプトの必要性
以前より、店舗コンセプトの重要性については述べてきましたが、改めて「ターゲットの絞り込み」と「提供価値」については再考すべき部分です。特に「ターゲットの絞り込み」については必要不可欠で、近未来の事業環境とユーザー動向について整理・予測すべき部分です。また、提供価値も、絞ったターゲットに対して、他店に負けないだけの「価値とは何か?」「どんなことができるのか?」を十分議論し、差別化を図る必要があります。ここは何もなく、ただ「お店を開店させる」だけで集客できる事はありませんし、常に手を打ちトライ&エラーを繰り返しながら、お客様に「パチンコ・スロットを打つなら、数ある店舗のうち自店を選ぶ」という心理にさせる必要があります。

とにかく「入替」と「出玉」だけで、集客や稼働アップが出来る時代ではありません。何もしていないと、気がつかない間に競合店にお客様を奪われている、という事もあると思います。お客様が減った後に慌てて手を打っても時間もコストもかかりますので、先手・先手を打って何とかお客様にお店のコンセプトに共感してもらうよう、尽力して欲しいところです。

4. 新時代経営元年へ
「もうコロナ前には戻れない。ならば自らが変わるだけ」そんな言葉を耳にしました。まさに目から鱗で、パチンコ業界もコロナ前の状態には決して戻る事はないでしょう。いつまでも過去の成功に浸っていても仕方なく、自ら変わっていかねばなりませんが、問題は「どのように変わっていくか?」です。これが常に提案させてもらっている「理念」であり「戦略」だと思います。この先「どうなりたいのか?」「どうあるべきなのか?」を、この節目の時期にもう一度整理し、組織で共有しモチベーションを維持して欲しい、そう願うところであります。

■プロフィール
チャーリー・ロドリゲス・湯谷
自称パチンコ・パチスロ伝道師。この立ち位置を20年近く続けているロートル業界ウォッチャー。特技はスプーン投げ。今ではスプーンも曲げられない程、筋力低下。「意見待つ!」と言い続けて、20年。他人の意見に未だ弱く、老化は続くか、パチンコやパチスロに賭ける情熱は衰えず!

-コラム
-, ,