【寄稿】今年もコロナ禍スタートだが(WEB版)/POKKA吉田

毎年打ち納め、打ち初めというものを個人的に意識してきた。その年一番世話になった機種を選んだり、最も注目していた機種を選んだりそのときどきである。ただし昨年末は大晦日の日中まで仕事をしていたため意識しての打ち納めをすることはなく、1月4日に打ち初めとした。

もちろんエヴァを打ちたくて自宅最寄店を覗く。13時頃に覗いたが満台。しばらくしても空く気配がないので久しぶりに遊技目的をもって電車移動。一つ目の駅で3店舗覗く。いずれも満台であり、うち一店舗は島の後ろに空台待ちの人が3人が控えていた。これはたまらないということで再び電車移動。それを繰り返してようやく空台に座ることができたのは自宅を出てから1時間を超えていた。エヴァが打ちたくて最寄店舗から次々に移動していって、という周遊をしたのは初めてではないけれど、たぶん使徒、再び以来のこと。SIS等や中古相場等で数字上も明らかではあるが、年末年始、ホール営業の主役は間違いなくエヴァである。

不思議なもので、正直私にはこの機種のどこが多くの客の支持を集めているのかはさっぱりわからないのだ。私の場合はエヴァシリーズのぱちんこについて、面白いか面白くないかの判断以前に打ちづけるという特異?な習慣があるので、打ち込みまくってから自分なりの評価をする。しかし、「ああ、この機種はこういうところが面白いと思われるのだろう」「面白くないと思われるのだろう」という予想はする。前作はたしかに演出出現率がとても低くなっておりそのまた前作の演出を踏襲(というか使いまわし?)している感じが強くてこういうところは支持されないだろう、みたいなことは初打ちで感じることができた。しかし今作、どこがどうとかいう点をうまく感じることができずに今もいる。

私の評価では過去のエヴァシリーズでの大成功例はループタイプにしかなく、STタイプにはなかった。この点、今の時代はSTタイプに寄っているからか今作の性能は時代に合っていそうだ。また、筐体の斬新さというか「楽さ」はたしかに魅力の一つ。店側が椅子などでわざわざ用意しないとなかった手を置いておける部分が筐体にあるため、右手でも左手でもものすごく楽である。しかし、STタイプはたくさんある。「楽さ」はとても重要だが、これが最大の理由なのだろうか。

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