【コラム】弱小店舗の「店作り」とは。/CRAナカムラ

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若217
はい皆様!新年2発目ですYo!もう1月も半ばという事で、この厳しい冬もあと1ヶ月ちょい…と言いたいところですが、東北は3月もまだ余裕で冬なんですよねw なんなら4月も寒くて、桜が咲くのはゴールデンウイークです。

さてさて、前置きはこれくらいにして、今週はボクが今までやってきた「店作り」について、少々語らせてもらいたい。

まずボクが今まで任されてきた店舗ってのが、尽く客が居なくてヤバイ店舗ばかり…いやいや、まぁ名のあるチェーン店からのお誘いもあったんですけど、自分のカラーを出せないなら社会的不適合人間として迷惑かけるだけなんで、遠慮してたんですよ、ええ、そういう事にしておいてください。

なので、いま新台をバンバン入れてパワー勝負で王道を突き進んでる店には何の参考にもならないと思いますが、もう八方塞がりで円形脱毛症になりかけてる弱小店舗の店長さんには是非一度読んでもらいたい。

ボクが弱小店舗に対して一貫して言い続けているのは【店に来る理由を作りましょう】という事。

弱小店舗を選んで来てくれてる数少ないお客さんって、その店に何らかの魅力を感じて来てくれてるんじゃなくて、単純に家が近いからとか仕事場の帰り道で寄りやすいからとか、そんなのがほとんどなんですよ。行動範囲内で他に選択肢がある中で選ばれているのではなく、選択肢を元々持ってない人なんです。そしてこのお客さん達は、増えずに減るだけです。ここが一番の問題。

根本的な話として、店の利益を上げるには来客数を増やすか客単価を増やすかの二択なんですが、弱小店舗の利益率は既に極限なことがほとんど。だから客単価を上げるというのは無理なはず。

じゃあやる事は1つ。お客さんを増やすしかないですよね。

そこで大多数が陥る大きな間違いは「新台入れ替えに力を入れる」って事である。

弱小店舗に最新台が1台や2台入ったところで、そんなのは大手が10台20台入れてる横では「死に金」でしかない。そこで他店と張り合おうとすること自体が無駄の極地。一旦「人気台を入れる」という概念は捨て去りましょう。せいぜいお客さんが店内移動するだけです。

【店に来る理由を作る】の前段階として【店に来ない理由】を消すことも重要で、ボクがよく言うのは「入るのに勇気がいる外観になってませんか?」ってことなんです。建物や看板がボロいとかを直すには金がかかるので、すぐには無理なのは分かる。

それ以外でも例えば、駐車場に車がほとんど停まってなくて「営業してるの?」と疑問を持たれると、もうその時点でダメ。お客さんはわざわざ中まで入ってきて確認までしてくれません。スルーして他所に行きます。

これ、直面した時に一発逆転したことがあるんですけど……この答え合わせと【店に来る理由を作る】の後半はまた来週!

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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