【コラム】お客様が「お店」を決める!(WEB版)/チャーリー・ロドリゲス・湯谷

1. パチンコ店はファイティングポーズを取るのか?取らないのか?
様々な意見が渦巻く中、先日、東京オリンピックは開催されました。盛り上がりより、むしろ、オリンピック後の「景況感」や「コロナ感染」の状況が心配、という声を数多く聞きます。一方、パチンコ店の稼働状況は観察する限り、現在、繁盛店とそうでないお店との格差がさらに広がっており、参加率減少というよりも、お客様が「繁盛しているお店を、選んで遊んでいる」行動特徴が見られます。単純に新台入替や設備投資だけで「集客格差」がついているわけではない事も明らかで、恐らく継続的に「お店に変化があるか?ないか?」という部分で、期待感という店舗選択の判断になっている、と個人的には考えます。

正直、何もしない店舗は、何ヶ月にもわたり動きがあるようには見えず、このコロナ禍で営業が大変厳しいとはいえパチンコは娯楽産業の一つと見た時に、どうしても動きのないお店から「楽しさ」や「ワクワク・ドキドキ感」は伝わってきません。お客様目線で見ても、もう、営業を諦めているのでは?としか思えず、もしかすると2022年1月末までに閉店・縮小を予定しているのではないか、と想像してしまいます。

このように、パチンコ店の中には、露骨に「ファイティングポーズを取るのか?又は今後の営業を諦めて何もしないで過ごすのか?」と、お客様から見てもわかるようになっています。パチンコ店は、近い将来「競合店はどうする?どんな営業をするのか?」と、様子を見て「後出しジャンケン待ち」している時間はもう無いはずで、考える時間もないはず。なのに、それでも「動かない」ホールは数多く、そういったお店の近未来の姿は想像に難くありません。また、本来2022年1月以降の営業が「新しい競争ステージでの勝負」なのに、そのイメージが出来ずに、今でも「利益最優先」の店舗は少なくありません。そこにビジョンも戦略も何もなければ、場当たり的な対応になるだけの店舗運営では、中長期的な経営もさらに難しくなる事でしょう。

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