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【コラム】店舗コンセプトを大きく変更する時!(WEB版)/チャーリー・ロドリゲス・湯谷

投稿日:2021年9月29日 更新日:

1. 二極化の流れは止まらない
つい数ヶ月前はワクチン接種が進み、近々にもコロナは終息に向かうという意見もありましたが、7月に入りその予想とは反し、デルタ株蔓延から世界は再びパンデミック状態となりました。いわば「もう一度、コロナ対応のやり直しを行う」と言っても過言ではなく、特に世界経済に与えるダメージは計り知れないものがあります。もちろん、パチンコ業界も例外ではなく、経済よりも感染拡大阻止が優先、業績面において企業は「停滞」「現状維持」「低成長」を覚悟した方が良さそうです。

但し、ここはあまり悲観的過ぎる予測も良くありませんが、近未来の「リスクを低く見積もらない」「甘い予測にしない」という事も重要、と個人的には考えます。つまりお店の対策として、現在でも安定して高い集客を誇る優良店をベンチマークし、店舗の成長を促進する事も良いのですが、残念ながら「入替」にしろ「出玉戦略」にしろ、既に真似出来るレベルにありません。大きく差がついています。恐らく今後「店舗の集客・稼働格差」は追いつけない程の広がりで、その事実を客観的に評価する所からがスタートと思うのです。

正直、大手や優良店がやっているような入替規模や頻度、薄利営業で戦う戦略で、自店が望むべき姿・成果が獲得できるか?チャンスはあるのか?この「市場観」を、事実に基づき正しく認識しないと、策は全て中途半端に終わりますし、決して目指す姿へ近づく正しいステップではない、という事を理解すべきと考えます。

2. お客様は「パチンコ店」が無くなっても困らない!
大衆娯楽として、余暇産業として、成長を遂げてきたパチンコ業界ですが、今は余暇も多様化し参加人口も年々減少しています。特に「パチンコ・スロット=ギャンブル」というイメージは払拭できず、余暇産業というよりも「金銭消費型娯楽」の代名詞になっております。日本にはカジノはありませんが、朝から晩までギャンブルを身近に楽しめる「ギャンブル大国」と呼ばれる、そのベースはパチンコ産業であります。

なので、パチンコは人にとって「社会生活を行うために必要不可欠な物」ではありませんし、厳しい見方をすれば「パチンコ店が無くなっても、何も問題ではない」という事、ここを再認識する必要があると考えます。つまりお店の方から、お客様に「価値を提供」しない限りは、来店頂き遊技してもらえない、結果、パチンコ店運営企業の成長・発展もない、というわけです。長年、パチンコ業界に携わっていますが、この「お店から発する価値提供」というのは、日々進化しなければいけませんし、有形無形で、発信し続ける必要がありますし、単純にメーカーが開発した遊技機を並べて置く、というだけでは、自店を選んでくれる人は今後も少数でしょう。

このコロナ禍により社会は大きく変わってきました。今こそ、パチンコ店も大きく変わる時なのですが、結局「ターゲット」が曖昧で、前述したようにお店から何のメッセージも感じないような「動きの無い店舗」は、縮小も加速度的に進む事でしょう。別な角度から見れば、ここでキチンと自店の重点ターゲットであるお客様の支持を得る事さえ出来れば、競合他店より大きく差をつける事ができるはずです。今こそ「どんなお客様に、どんな方法で、価値を提供していくか」と言う部分…この「店舗コンセプト」をしっかりと定義し、この危機を乗り切って欲しいものです。

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