私はまだ業界に入る前だったが、社会的不適合機自主撤去のときはこのような状況だったのだろうか。今は誓約書確認機関が一週間スパンくらいで最新の通知店舗数(非遵守店舗数)をリリースし、全日遊連執行部がこのような厳しい文書を栃木県遊協理事長など関係先に送っている。さらにはホール4団体も全機連各団体もそれぞれ個別や連名で21世紀会決議を遵守するように強く呼びかけており、当然ながら文書になっていない水面下の動きもかなりたくさんある。しかもそれが沖ドキ期限を迎えてから一か月しか経過していないのだ。本稿は2月11日に書いている。
社会的不適合機自主撤去は私は第四次の最終局面で業界に入っていることから撤去が始まってからの具体的な推移・進捗を業界の中で見聞きしていない。都府県方面ごとに遵守率が異なっていたようだし撤去の期日・完了なども異なっていたと先輩記者からなんどか聞いたことがあるが、当時も今のように「一か月の間に非遵守店舗に対して強く遵守するようにホール各団体と全機連各団体が強く呼びかけ続ける」ということがあったのだろうか。これは推測だがそこまで迅速な業界団体挙げての呼びかけというのは実践されていなかったのではないだろうかと思う。
それだけ異例の事態であり、もちろん特に通知店舗数上位4県の業界状況はカオスになっている。さて、3月にここの稿を書くときにどのように事態が推移しているか、注目しておきたい。
■プロフィール
POKKA吉田
本名/岡崎徹
大阪出身。
業界紙に5年在籍後、上京してスロバラ運営など。
2004年3月フリーへ。
各誌連載、講演、TV出演など。
お問い合わせ等は公式HP「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー(www.y-pokka.jp)」か本誌編集部まで。