【コラム】シゲキ的注目の新台「Pトキオブラック4500」/青山シゲキ

どもども、ここ最近パチンコが絶不調のシゲキです。私のメインの仕事はパチンコ雑誌の編集ということで、よく他人からは「仕事でパチンコが打てるなんて羨ましい!」と言われるコトがあるけど…うん、確かに勝てる条件の台を打てれば楽しいですよ。でもボーダー以下の新台だろうが打ち続けなければならないわけで…。

先週も業務で『逆襲のシャア』を打ったのですが、3000円分の貯玉を使ったトコロでの回転数は42回転。千円平均で考えると14回転!? それでも心穏やかに黙って打ち続け…られるかコンチクショー!さすがに逃げるわ!!

たまに「どうせ会社の経費でパチンコを打ってるんでしょ」と思っている人もいるケド、それが許されるのは一部の売れっ子女性ライターや芸能人や漫画家さんだけで、それすら今の時代は自腹で打つケースが増えているのが業界の実情。編集者やライターの実戦はほとんどが自腹だし、私に関して言えばこれまで25年間の編集者生活で数千回のホール実戦をこなしてきたけど、経費での実戦なんて誌面で1回、番組で1回の合計2回だけ。

まあ会社のカネで打つパチンコなんてちっとも楽しくないし、自腹で打たない人間が読者にパチンコの勝ち方を語れるか…と思うから、これでも良いけれど負けが続くとイヤ~んって感じぃ!?

さて、愚痴ついでの自己紹介はこれくらいにして本題。今週のシゲキ的注目機種はアムテックスっていうか平和の『Pトキオブラック4500』…にしようと思って編集部に提案したら、今回も担当者の反応は最悪っぽい感じ。

10月7日導入の新機種といえば5万台超の販売台数を記録した『PAスーパー海物語IN JAPAN2 with 太鼓の達人』を筆頭に、『浜崎あゆみ』や『義風堂々!!2』、『ツインループ花満開』といった注目機があるのに、なぜに予定販売台数が3500台の『トキオブラック』なの?どうして一般ウケを考えないの?あんたバカなの?ってな感じの視線にさらされたけど、だって私が打ちたい台なんだもん!タイトルだって「シゲキ的注目の新台」なんだし、そろそろ私の趣味でチョイスしたっていいじゃん、ねぇねぇねぇ!

というわけで、なんとか押し切って紹介するのが羽根モノの名機として名を馳せた『トキオスペシャル』の一発台タイプ、『トキオブラック』です。

Pトキオブラック4500


■基本スペック
・賞球数 5&2&3&6&14
・払い出し出玉 4回1セットで4536個

この台の良いトコロは、なんと言っても玉の動きのアツさでしょう。3箇所ある1チャッカー(※2チャッカーはナシ)に玉が入ると羽根が開放し、拾われた玉はノーマルルート or SPルートへ。

羽根に拾われた玉の手前穴入賞率(実戦値)
・トータル 約15分の1
・ノーマルルート 約40分の1
・スペシャルルート 約3.5分の1

そして羽根モノではVゾーンだった中央手前入賞口に玉が入ると、ここからが灼熱のタワーアクションスタート!!

まず中段のタワーには羽根モノ同様6つの穴があり、そのうちの2箇所にある「UP」穴に玉が入れば役モノクリア。そして、いよいよ玉はタワー最上段へ!

タワー中段突破率 約3分の1

黒い巨塔のてっぺんはおなじみの4つ穴構造で、そのうちの2箇所が「V」、残り2つがハズレ。羽根モノの時はラウンド抽選だったから失敗しても実質6R分の出玉が得られたのですが、本機の場合は4500発 or ハズレ。まさに天国か地獄か…玉の動きと行方に超ドキドキ&見事「V」に入れば昇天間違いナシ!!!

タワー上段信頼度 約2分の1

V入賞後は一勝負終えた後の余韻に浸る時。個人的にはタバコに火を点け、缶コーヒーを飲みながらのんびりと右打ちをすれば、4回1セットで約4500発の払い出し出玉が得られます。

負ける条件下でのパチンコ実戦はプライベートなら論外、仕事でもイヤだけど、本機だったらチャラ or 若干の負けで済むのならぜひ打ちたい…そんな風に思えるシゲキ的な一台ですね。ではまた次回!

■プロフィール
青山シゲキ
1991年、高校卒業後にパチンコにハマり、5年間のパチプロ生活を経て某パチンコ雑誌編集者へ。編集長として数百冊のパチンコ攻略誌を世に出す傍ら、パチンコ番組や漫画の監修、情報屋、新台コンサル、パチ台専門カメラマンなどなど、パチンコ業界の何でも屋として活躍中。現在47歳。

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