昨日の各一般報道にて、闇スロ店逮捕のニュースが一斉に流れました。既に闇スロが認知されてから7、8年は経過しているなか、逮捕のニュースが流れるたびに、業界関係者の間で交わされるのが「まだ、あったんだー」という言葉です。
でも、まだあるんですね。しかも今回逮捕されたお店が位置するのは、当編集部も所在する都内の上野。パチンコ業界のお膝元とも言える地域での闇スロ店摘発は正直、パチンコ業界にとってもマイナスイメージにしかなりません。
しかし、今回の逮捕で注目されるのは、闇スロ店開業から逮捕までの期間の短さです。この間、わずか42日となっております。
当然ですが、闇スロ関係者も、営業を始めるにあたっては逮捕という一定のリスクを重々承知しているでしょう。
それでも営業に踏み切るかどうかの判断基準は、普通に考えて「抱えるリスク以上に、儲かるかどうか」だと考えられます。逮捕されるまでの期間が短いという印象を与えた今回のニュースは、闇スロ関係者にとって「儲けが減る=リスクに見合わない」と判断する可能性が高まったと期待できます。この点は警視庁のお手柄と言えそうですね。
とはいえ、逮捕されたお店では1カ月半弱で約400万円を売り上げております。一日あたり約10万円の利益があるということです。まだまだ一定のニーズが存在することも残念ながら事実なんですよね。
また、ニュースの映像等を見る限り、闇スロで主に使用される遊技機は相変わらず初代北斗であったり、初代吉宗であったりと、ある種“お馴染み”の遊技機です。こういった爆裂4号機の亡霊は一体いつまで彷徨い続けるのでしょうか。(1号)