JAPaNセミナーとシー・エフ・ワイによるコラボセミナー「ダブルインパクト4 JAPaN×CFY SELECTION 2024~6,000店舗時代の選択~」が10月25日から開かれ、初日の特別講座に日工組の榎本善紀理事長が登壇した。
「スマート遊技機が担う業界の未来」をテーマに語った榎本理事長は、まずスマート遊技機の現状について、スマスロに比べればスマパチは普及率と支持率を含めてそこまでまだブレイクしている状況ではないとし、「(スマパチに)いきなりドラスティックに切り替わるのは業界にとって必ずしも良いことではなく、ソフトランディング的なスタートが好まれるのではというご意見を汲みこの現状となっているが、見方によっては勢いがないと見えているのは自覚している。しかし、いずれは主力機として牽引してもらい、パチンコ市場の活性化に繋げていけたら」との考えを示した。
また、来年3月より導入が始まる新機能「ラッキートリガー」については、「メインのミドルレンジ以外でなかなかヒット機が出てこないこともあり、いわゆるライトミドル以下のもので面白いものを作れるようにというのが趣旨。遊びやすく出玉などの楽しみも得られるもので新たなカテゴリを提案する」と明かした。
そのほかパチンコ離れ、若年層へのアピールなど業界課題についても触れ、「この数年でパチンコもパチスロも両方打つというユーザーも増えてきた。パチンコでヒットするには若年層の支持が欠かせなく、本格的にリピーターになってもらうために色んな切り口でパチスロに負けないようにゲーム性を広げていく必要がある」と課題を挙げ、キャッシュレス化など時代に合わせて発展することはもちろん、依存対策に繋がるスマパチのような仕組みを利用して業界の青写真を一緒に考えていけたらと語った。