平和は5月13日、2022年3月期の連結決算を発表した。それによると売上高は1,215億58百万円(前期比12.8%増)、営業利益102億35百万円(同92.7%増)、経常利益104億67百万円(同80.5%増)、当期純利益21億93百万円(同153.5%増)。第4四半期に発売した遊技機の販売が計画通りに推移したほか、売上原価および販管費の減少、コスト削減により、各利益は前回発表予想を上回った。
遊技機事業の売上高は362億49百万円(前期比8.9%増)、営業損失6億07百万円(前期は営業利益2億87百万円)となった。パチンコ機では「Pルパン三世 2000カラットの涙」(18,172台)、「Pガールズ&パンツァー 劇場版」(8,722台)、「P新鬼武者」(5,834台)など、計63,095台(前期比13,205台増)を販売。パチスロ機では「うまい棒」(5,500台)、「パチスロ戦国乙女 暁の関ヶ原‐DARKNESS‐」(4,584台)、「主役は銭形3」(3,200台)など、計29,731台(同5,662台減)を販売した。パチスロ機の販売は伸び悩んだが、パチンコ機は前期を上回る機種数を投入し、販売台数が増加した。一方、利益面では新筐体の投入による原価高の影響などから営業損失となった。
23年3月期は遊技機事業においてパチンコ機8万8千台、パチスロ機4万2千台の販売を見込んでおり、連結業績は売上高1,380億円(前期比13.5%増)、営業利益207億円(同102.2%増)、経常利益200億円(同91.1%増)、純利益133億円(同506.4%増)と予想している。