シーズリサーチはこのほど、「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2022」(調査元:シーズリサーチ、共同調査:EBI、APJ)の参加状況に関する調査結果の速報版を公開した。調査結果によると2022年の遊技参加人口は、約837万人となり昨年比で約24万人の増加となった。年代別では、40代の参加人口の増加が大きく、20代以下も増加した。
パチンコ・パチスロ遊技別の参加人口は、パチンコが約758万人(約26万人増)、パチスロが約593万人(約20万人増)でいずれも微増。一昨年に続き新型コロナウィルスが懸念されるなか、全体では高齢層の割合が微減した一方、若年層の割合が増加する傾向が見られた。同社はこれについて、「長引くコロナ禍において、生活環境で年代別での娯楽に対する意識の違いが見られると考えられ、今後の状況次第では、現在の人口構成割合に変化をもたらす可能性も考えられる」「当面は、新型コロナウィルスや旧基準機撤去などをきっかけとした休眠層や離脱層への再アプローチ、既存遊技者の継続遊技や新規遊技者の獲得などコロナ前への人口回復が課題となる」としている。
平均遊技時間については、パチンコは1~2時間未満の人を除き構成割合は微増、パチスロでは大きな変化はないが、3~5時
間未満の割合が微増した。また、平均遊技頻度については、パチンコ・パチスロ共に本年度よりミドルライトを月1回程度から月1~2回としたことで大幅に割合が増加。ヘビー層はいずれも割合が減少しているが、特にパチスロの減少割合が大きくなっている。
調査は、WEBアンケート調査にて2022年2月下旬に実施。スクリーニング対象者数37,532サンプル、本調査1,500サンプル(過去1年以内の遊技経験者。調査エリアは、2大都市圏を中心に政令指定都市を含む道府県、その他地方を合わせた全国47都道府県。