日工組と日電協は12日、連名で全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進のホール系4団体に対し、オリンピック・パラリンピック(以下、オリンピック)期間中においても、旧規則機の入替撤去の継続するよう文書を通じて協力を要請した。
文書によると、昨年5月に21世紀会で決議した「旧規則機の計画的撤去」におけるオリンピック期間中の扱いについては、遊技機のタイプ別に「オリンピック期間中を考慮し順次撤去」または「オリンピック期間を除く」とされている。
しかし、今年2月時点での旧規則機の設置台数は、パチンコ機が約89.6万台(撤去進捗率62.7%)で、うち「海シリーズ」だけでも33万台以上、パチスロ機は約75.9万台(同51.0%)で、うち「ジャグラーシリーズ」だけでも約26万台となり、これらの入替撤去が短期間に集中した場合、パチンコ・パチスロいずれも約3分の1がそれぞれのメーカー1社にかかる負担となるため、対応が非常に懸念されている、としている。
このような状況を踏まえ、日工組と日電協は、「11月末までに全ての旧規則機を撤去するためには、オリンピック期間中も旧規則機の入替を行わなければならない状況下にあると考えざるを得ない」として、各ホール団体と傘下のホール経営者に対して、オリンピック期間中の入替撤去の継続と11月末までの完全撤去への協力を求めた。