余暇進が令和3年2月度部会を開催

一般社団法人余暇環境整備推進協議会(笠井聰夫代表理事・会長)は2月9日、令和3年2月度の部会・理事会を開催した。今回は緊急事態宣言下にあって、初めて全面web方式(Zoom)での開催となった。

部会では、遊技通信社相談役で遊情ネット事業担当の木房明博氏が「不正改造事案の最新状況に関して」との演題で、パチンコホールのセキュリティー全般に係る話を講演。また会員企業のサン・ラック、スリーストンの2社から取扱製品等のプレゼンテーションがあった。

会員プレゼンテーションでは、サン・ラックが消臭剤専門メーカーのハル・インダストリ製のふき取り用除菌消臭スプレー「HALスプレー」ほか、ホール専用消臭装置「エアソフィアSD-01」、ダクト式消臭装置「エアソフィアD02」など各製品の性能や導入事例等を紹介。加えて、同社が昨年9月度の部会で紹介した業務用エアコンフィルター「AERO REBORN」が抗ヒトコロナウイルス性のエビデンスが取得されたと報告。あらためて同製品をPRした。

スリーストンは、パチスロの入替作業器具「マジかスロット」(パチスロ専用台車)を紹介。ホール業務の中で従業員の大きな負担となっている遊技機の入替作業において、この専用台車を用いることで、遊技機の上げ下ろしと設置に係る負担が軽減されるという。また、複数の遊技機を同時に入れ替える際の煩雑な手順を管理するための「入替ナビ」も合わせて紹介。入替作業の負担軽減と効率化を提案した。

「不正改造事案の最新状況に関して」を演題に講演した木房明博氏は始めに、いわゆる旧規則機が長く設置稼働している状況で、複数の機種に対して製造メーカーから不正改造に対する警戒・再確認が求められていることを伝えた。同氏はこれら遊技機における具体的な事例を防犯上の注意点を交えながら解説し、特に遊技機への不自然な傷やデータ異常を確認するよう注意を促した。

この他、コロナ禍においてホールで各種の取組が行われている感染症対策についても、エピソードを紹介しつつ、遊技客や従業員の視点を意識しながら、取組の徹底に努めて欲しいと呼びかけた。

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