全日遊連は6月23日、都内港区のSHINAGAWA GOOS TKPガーデンシティ品川にて、第29回通常総会を開催。任期満了に伴う理事改選では、阿部恭久理事長の再選を決めたほか、副理事長6名を選任した。
議案審議では、事業報告など全8議案が審議され、全議案が可決承認された。また、2020年度事業計画における基本方針・施策に「新型コロナウイルス感染症への迅速な対応」を追加し、ガイドラインに沿った万全な感染防止対策を徹底し、ファンに安全・安心な遊技環境を提供するとした。
阿部理事長は総会冒頭の挨拶の中で、新型コロナウイルス感染症対策のため、集客を伴う広告宣伝の自粛、長期の休業などにより、業界の窮状は今までにも増して加速しているとの認識を示したほか、緊急事態宣言下の連日のマスコミ報道で現在も国民から大変厳しい視線が向けられているとして、今後も万全な感染防止対策を継続し、『ホールを媒介した感染者を絶対に出さない』という強い意識をもって、安全・安心な遊技環境を提供できるよう、21世紀会が制定したガイドラインに沿った対策の徹底を要請した。また、検定、認定切れ遊技機の撤去については、21世紀会の決議は旧規則機を計画的に撤去することを前提としており、業界全体で順次実行していかなくてはならないと述べた。
任期満了に伴う理事・監事改選では、阿部理事長の再選を決めたほか、副理事長に平川容志氏(大阪府・経営委員会)、松尾道彦氏(長崎県・財務委員会)、千原行喜氏(岡山県・総務委員会)、合田康広氏(札幌方面・事業委員会)、平岡聖教氏(福岡県・機械対策委員会)、星野謙氏(山梨県・総務委員会)を、専務理事には太田裕之氏(暴力団対策特別委員会)を選任した。