アミュゼクスアライアンスは7月17日、都内港区の三田NNホールでセミナーを開催した。
第1部では、㈱矢野経済研究所の高橋羊主任研究員が新店情報を公開。同社の速報データによると、全国で6月にオープンした新店は「正晃ホール(大阪府)」「SAKURA嬬恋店(群馬県)」の2店舗。祝日が無い6月は閑散期であることから例年出店は少ない傾向にあるとし、㈱タツミコーポレーションが「正晃ホール」をM&Aしたため、これでグループ店舗数は33店舗となったと報告。同氏は他にも、ダイナム・ニラク・マルハンの3月期決算を元に算出した粗利や販管費を解説した。
第2部では、㈱ピーエスプランニングの渥美光一代表取締役がパチンコ・パチスロの発売状況を説明。8月導入のパチンコ機種についてはライトミドル帯が多いことからも、集客面を上げるために店内回遊率の強化を挙げ、「1機種よりも2機種、2機種よりも3機種とお客様に好きになってもらえるような売り場作りは必須。常連客の来店回数を伸ばしていく戦略も必要で、売り場作りを失敗してしまうと厳しい状況が待っている」と閑散期に入る前の注意点を述べた。また、閑散期前の9月に市場導入される「P北斗の拳8覇王」についても性能分析。自店のポジショニングや設置シェアなどの把握し、運用方法を踏まえた上で適正台数を見極める必要性を強調した。この他、店舗視察レポートでは、近隣店舗の稼働状況なども交えながら、リニューアル店のレイアウトや店内装飾などを独自の視点で分析した。