大阪福祉防犯協会は5月28日、大阪市中央区の大阪シティプラザにて第17回基金寄贈式を開催した。
平成15年の協会設立以来、同協会は社会福祉や防犯に関わる施設などに対して基金贈呈という形で支援を行ってきた。17回目となる今回の寄贈式では、大阪府下の9施設。1団体に総額875万円を寄贈。これにより累計寄贈額は1億6,494万円、寄贈先団体は延べ183団体となった。
冒頭、高智茂会長は「皆様の協力のおかげで今日まで基金寄贈を続けることができた。まだまだ基金があればという気持ちがあるが、これからも毎年継続していきたい」と述べ、参加会員に引き続きの協力を呼び掛けた。
各団体への目録贈呈の後、寄贈先団体を代表し母子生活支援施設「南さくら園」の竹内一利施設長が「今後も職員一丸となって母子支援のために頑張っていく所存。引き続き母子福祉、高齢福祉、障がい者福祉への支援をお願いします」とお礼の言葉を述べた。
また、閉会の挨拶を述べた板倉行央福会長は「継続することが社会貢献、の思いで今日まで活動を続けてきた。各福祉施設や環境保護団体の皆様においては日頃の献身的な活動に敬意を表する。微力ではあるが、これからも皆様の活動の支援を継続していく」と基金寄贈の継続を誓った。
基金寄贈式に先立って開催された定時総会では、平成30年度に実施した社会貢献活動、防犯活動等が報告されるとともに、次年度の活動内容を承認。また、大阪府警察本部生活安全部保安課の森本清孝課長補佐による行政講話が催された。