全商協(林和宏会長)は6月23日、宮城県岩沼市の長谷釜地区で行われた「千年希望の丘植樹祭2018」のボランティア活動に参加した。
「鎮守の森のプロジェクト」は、平成23年3月11日の「東日本大震災」に伴う大津波で被災した岩沼市沿岸部に丘を15基、それをつなぐ約10kmの園路に30万本の植樹をして森をつくり、津波の避所になり、さらに津波の威力を減衰させる計画。公益財団法人鎮守の森のプロジェクト(理事長・細川護煕元首相)が平成25年から推進し、これまで25回「植樹祭」をおこなっている。今回は約500名が5千本を植樹した。
全商協は同プロジェクトの主旨に賛同し、今回で6回目の参加。当日は、全商協副会長で社会貢献委員長の松原陽輔委員長(中国遊商理事長)を筆頭に全商協副会長で東北遊商の髙橋一則理事長らを含む、北海道、東北、東日本、関西、中国の各地区遊商から全41人が参加した。
午前11時からの開会式には鎮守の森のプロジェクトの細川護煕理事長(元首相)、国文学研究者でTVでも知られているロバート・キャンベル理事、及び岩沼市前市長井口経明顧問ら8人がステージに並び、黙祷を捧げた。開会式終了後、午前中は育樹(草抜き)作業。その後、約1時間30分の昼食時間の間、景品付きクイズ大会、ライブ(シンガーソングライターのラブさん)などで一休み。
午後は2時から全員が植樹の場所に移動し、常緑高木のアカガシ(赤樫)、落葉高木のヤマザクラ(山桜)、常緑低木のヤツデなど21種類の苗木を植樹。作業は2人1組で20株ずつ計400株を小型のスコップ2個分ずつの間隔で千鳥格子模様にななめにスコップで土を掘り、植え付けて土を固め、次に植え終わった苗木の間にワラを敷きつめ、ワラが飛ばされないように荒縄でのり面の上から下までシッカリと押さえつける作業を行った。