阿部新体制が発足/全日遊連

全日遊連(阿部恭久理事長)は6月21日、都内港区のSHINAGAWA GOOS TKPガーデンシティ品川にて、第27回通常総会を開催。阿部恭久理事長が3期目の再任を果たし、新たな副理事長に合田康広氏(札幌)と千原行喜氏(岡山)の2名を選任した。

総会は51会員中、47会員が出席し成立。任期満了に伴う役員改選の件など8号議案を満場一致で可決した。また、議事に先立ち表彰式を行い、退任理事や事業振興への貢献が高かった傘下組合に対し、感謝状を授与した。

阿部理事長は再任にあたり、「環境が厳しい状況の中、我々の業を残していくための施策を模索していく2年間になる。今までの4年間を振り返っても、ハード面、ソフト面、流通問題等の対策が多いことからも新執行部では機械対策委員会を2名体制にした。総務委員会を中心に、まとまった業界を目指すために非組合員をなくしていく手立てを進めていく。来年に向けては、ギャンブルと娯楽の違いを国民にご理解いただくこと、ファンに楽しんでもらえるような遊技環境の整備が大きな課題だ。皆さんの知恵をお借りしながらやっていきたい」と所信を述べた。

理事会後の懇親会では、警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長が来賓。「ぱちんこ業界が一丸となって、ぱちんこへの依存防止対策に重点を置きつつ、ぱちんこが健全な娯楽となるための取組をより一層推進し、貴連合会がその中で大きな役割を担っていただけることを心から期待している。依存防止対策を含めたぱちんこ営業の健全化については、私どもにとっても重要課題の一つであり、これに向けた施策をより一層推進していきたいと考えている」と述べ、理解と協力を求めた。

阿部恭久理事長

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