ニラクが香港市場に上場

㈱ニラク・ジー・シー・ホールディングス(谷口久徳代表執行役社長)は4月16日、都内千代田区のフクラシア東京ステーションにて記者会見を開催。香港市場上場の経緯などについて説明を行った。

記者会見の冒頭、挨拶を行った谷口久徳代表執行役社長は「経済や文化がグローバル化していく中で、ここまで定着した日本の娯楽文化を本当の意味で変化を進化と捉えられる今が上場に最高のタイミングだ。我々パチンコ産業に携わる者が、世界のエンターテイメント産業に触れ、世界で通用する企業としてこれから何を成し遂げるべきなのかを判断するには、もう日本の地で見ていてはいけない。アジアの巨大マーケットを見て実感するためにも、香港がまさしく地の利だと確信した」と述べ、上場先として香港証券取引所を選んだ理由についても説明した。

さらに、上場の目的として同氏は「パチンコホール業界に対する社会的評価は、他の業種と比較すれば低いということは業界に関係している方であれば誰もが実感していることだろう。この上場が、業界で働くすべての人たちの社会的評価の向上に寄与できればこれほどの喜びはない」と社会的ステータスの向上が主な目的だと強調した。

また、上場によって調達される約53億円の90%は店舗の拡大、既存店舗のリニューアル、8%をサービスや社内管理のIT化などの設備投資、2%を運転資金に充当すると説明。上場後の配当性向は30%を見込むとした。

同社は福島県および関東を中心にパチンコホールを展開する㈱ニラク(谷口久徳代表取締役)の持ち株会社。香港でのホール企業の株式上場は、㈱ダイナムジャパンホールディングスに次いで2社目。

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