業界14団体共催によるパチンコ・パチスロ産業賀詞交歓会が1月30日、都内港区の第一ホテル東京で開催された。
会場には約450名の業界関係者が出席。全日遊連の阿部恭久理事長は挨拶の中で、昨年の依存問題対策への取り組みを振り返った上で、今後は自己申告プログラムの改善など昨年積み残した取り組みの実施ほか、新たな取り組みへの対応など「遊技業界が一丸となり依存問題対策を最重要課題として取り組んでいきたい」と抱負を語った。このほか、日工組の筒井公久理事長、日電協の佐野慎一理事長が挨拶した。
また警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長が来賓として出席。山田課長は「遊技業界が依存問題対策を最優先に取り組んで頂けるとのことであり、私どもも大変心強い。また2月1日に風営適正化法施行規則及び遊技機規則が改正され、その対応も適切に行うようお願いする。パチンコが健全娯楽になるための取り組みを一層推進して頂きたい」と挨拶した。
当日は、21世紀会の事業として実施しているリカバリーサポート・ネットワーク(RSN)へのホール従業員の出向について取り組み状況を報告。第1期出向社員である光明興業㈱の原田修士氏、サンキョー㈱の中島大輔氏及び、RSNの西村直之代表理事が登壇した。
光明興業㈱の原田氏は「ホールスタッフの重要性を認識できた沖縄での出向業務だった。今後、その成果を各地域で伝え続けることが責務だ」と相談業務の経験等を語った。
またRSNの西村代表理事は「相談業務のサポートをこんな早くできるようになるとは正直驚いた。相談してくる人はパチンコが好きで止められない、相談を受ける人もパチンコが好きでこの業界にいる人達。コミュニケーションの形が自然で、本来在るべき姿が出来上がっている」と、ホール従業員の出向業務を総括した。
RSNへのホール従業員の出向について取り組み状況を報告(左よりRSNの西村直之代表理事、第1期出向社員である光明興業㈱の原田修士氏及びサンキョー㈱の中島大輔氏)
警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長