京都府遊協(白川鐘一理事長)と同組合が母体となる(公財)京遊連社会福祉基金(白川鐘一理事長)は11月28日、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都にて平成26年寄付・助成金贈呈式及び営業者・管理者等研修会を開催。組合員等約250名が参加した。
冒頭、白川鐘一理事長は「寄付・助成金贈呈式は今回で15回目。身体的、社会的弱者の方々に対し、出来る事を出来る範囲で支援させて頂くことが、共に生きる勇気や喜びを分かち合える社会の実現であると共にその活動を継続することによって絆の輪がさらに大きくなると信じている」と同事業の継続実施を誓った。
第一部の寄付・助成金贈呈式では、京都府遊協が社会福祉法人京都身体障害者福祉センターに対し車いす送迎用軽自動車を寄贈。続いて、京都府遊協青年部会が今年7月18日に開催したチャリティーゴルフの収益金を基に3つの社会福祉団体に計77万8,200円を贈呈した。また京遊連社会福祉基金は、京都市及び京都府下の社会福祉団体計15団体に対し計907万円の寄付・助成を行った。
第二部の研修会では、比叡山麓三宝莚の栢木寛照住職が「根本を見る」という演題に講演。続いて、京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室の河野靖之室長補佐が「真の健全営業について」と題した行政講話を行った。
河野室長補佐は、本年10月末までに営業許可の取り消し・停止2件、指示処分30件の行政処分を行ったと報告した上で、「遊技機の無承認変更」「賞品買い取り事犯の絶無」「広告宣伝」の徹底を求めた。
遊技機の無承認変更については、パチスロ機のサブ制御基板交換作業に伴う変更承認申請に関連した違反が散見されるとし、「遊技機の性能に影響を及ぼす部品交換の際には交換前に変更承認申請が必要、部品交換後は少なくともその時点で遊技機の稼働は出来ないといった認識が無いのでは」と法令の認識不足を指摘。また広告宣伝については、イベントもの、キャラクターシールを特定の遊技機に貼り付ける、隠語や直接的な表現で射幸心を著しくそそる等の違反が無くならない現状を厳しく指摘し、改善を求めた。