相羽氏、理事長再任/奈良県遊協

奈良県遊協(相羽宗一郎理事長)は6月7日、奈良市内のホテル日航奈良にて第51回通常総会を開催。平成28年度事業・決算報告、平成29年度の事業計画(案)・予算(案)など全ての議案を原案通り承認可決。役員改選では相羽宗一郎理事長を再任した。

総会に先立ち同組合が社会貢献活動の一環として実施している協賛金の贈呈式が催され、「第32回国民文化祭・なら2017」及び「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」の実行委員会に協賛金100万円、奈良県防犯協会に寄付金200万円、奈良県暴力団追放県民センターに寄付金100万円をそれぞれ寄贈した。

冒頭、挨拶に立った相羽理事長は、遊技人口の減少、機械の高コスト化、のめり込み問題など業界を取り巻く厳しい状況に危機感を示し「組合員が一致団結して問題解消に向け積極的に取り組むことが県民からの信頼を獲得し、業界の信頼に繋がっていく。引き続き協力をお願いしたい」と述べた。

来賓祝辞では、奈良県警察本部生活安全部の和田彰彦参事官が登壇。業界が身近な大衆娯楽として更なる発展を遂げるために必要な事として、営業の健全化、自主防犯対策の強の2点についてそれぞれ考えを示した。

講演では、奈良県警察本部生活安全部生活安全企画課許認可審査室の今西寿広室長が講話。今西室長は、のめり込み問題、児童の車内放置事案の防止対策、検定機と性能が異なる可能性のある遊技機、広告・宣伝の健全化の徹底の4点について行政の考えを示したうえで、「パチンコ産業は今なお非常に多くの人が楽しんでいる娯楽産業。課題は多いが射幸性の適正管理を含めた諸問題に対して業界が一丸となって取り組んで欲しい」と述べた。

また、『ナニワのカリスマ旅行添乗員』として知られる平田進也氏による「すべてはお客様のために、ほんまもんのサービスはこれや!」と題した特別講演が行われた。

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