アミューズメント産業事業協同組合(新井博貴代表理事)は3月22日、都内中央区の損保ジャパン日本興亜日本橋ビルで第1回「AA組合セミナー」を開いた。
同組合は昨年秋、経済産業省と警察庁から認可を受けて設立。ホール経営企業を含むアミューズメント産業に関わる企業を対象組合員とし、連携の力で個々の企業の従業員満足度の向上等を目指す。
具体的には、各種保険やLED照明機器等の共同購買事業を通じ、組合員企業のコスト削減を実現。その利益をもとに、組合員企業の労働環境の改善や福利厚生の充実を図ろうというものだ。
セミナー冒頭の挨拶で、同組合の新井博貴代表理事は「ホール企業の特徴として、個社では大きな力があるが、企業同士が連携して新たな価値を見出せていない」と述べ、同組合がリーダーシップを取ることで、ホール個社が今まで手に付けられていない分野のコストを削減できるとアピールした。
当日のセミナーでは、厚生労働省労働基準局安全衛生部計画課の樋口政純課長補佐を招き、「労働者の安全や健康を確保するホワイト企業とは」と題して、パチンコ業界における今後の健全な労働環境をテーマに講義を行った。
この他、NATIエンタープライズ㈱の下地一成代表取締役社長、 双日インシュアランス㈱高橋康夫営業開発プロジェクトマネージャーが講師として登壇。それぞれの専門分野から下地氏は「繁盛店づくりの原則」(カジノ施設の内装設計13の法則を紹介)、高橋氏は「リスク管理の原則」(各種保険のコストの仕組みや削減方法を紹介)をテーマに講義を行った。