京都府遊協(白川鐘一理事長)と同組合が母体となる(公財)京遊連社会福祉基金(白川鐘一理事長)は11月30日、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都にて平成28年寄付・助成金贈呈式及び営業者・管理者等研修会を開催。組合員約190名が参加した。
冒頭、白川鐘一理事長が「我々にとって社会貢献活動は欠かすことができない大切な活動であり、今後も継続的に行うことが求められている。引き続きご理解とご協力をお願いする」と挨拶。検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の撤去について白川理事長は「今後、最終リストに掲載された遊技の年内の完全撤去に向けてさらに取り組みを強化していくことになるが、業界の将来を左右する分岐点と認識し、協力して欲しい」と回収対象機の完全撤去に向け協力を呼び掛けた。
第一部の寄付・助成金贈呈式では、京都府遊協が社会福祉法人安寿会に対し車いす移動車の購入資金として200万円を寄贈。続いて、京都府遊協青年部会が今年7月29日に開催したチャリティーゴルフ大会の収益金を基に社会福祉法人アイアイハウス等5つの社会福祉団体に計89万円を贈呈した。また(公財)京遊連社会福祉基金は、京都市をはじめとした20の社会福祉団体に対し計976万円の寄付・助成を行った。なお同財団は今年12月から来年1月にかけて京都府等に総額406万4,800円を贈呈する予定であり、これにより同財団発足以来の本年度末の累計助成額は8億2,393万4,304円となる。
第二部の研修会では、東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏と京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室風俗営業係の石川清和係長が登壇。「ぱちんこ営業について」と題した講話を行った石川係長は、本年10月末までに営業停止処分1件、指示処分43件の行政処分を行ったと報告したほか、「法令順守の徹底」「各種関係規制の把握」「不正改造事犯の絶無」「広告宣伝規制」について言及し、それぞれ適正な運用を求めた。