回胴遊商(伊豆正則理事長)は10月6日、広島県の鷹の巣ゴルフ倶楽部において、第11回理事長杯各支部対抗チャリティーゴルフ大会を開催し、各支部の代表選手や役員、来賓など100名が参加。支部対抗11チームによって争われた大会は、稀に見る難コースの熱戦を制した近畿支部Aチームが優勝し、同じく近畿支部Bチームも準優勝と近畿支部のワンツーフィニッシュとなった。
大会前日の前夜祭では、はじめに伊豆大会会長が挨拶。「今回は台風が広島に迫って来ており、業界の厳しさを物語る状況で、業界に吹く台風は年末までに収めないとならない。明日は全国から選ばれた精鋭たちが、団体戦、参加者は個人戦を戦って頂くが、明日はゲストプレイヤーとしてミスター赤ヘルの山本浩二さんも参加される。今回のこのコースは大会実行委員長である井上支部長のホームコースで非常に難しいタフなコースですが、明日は大いに頑張って頂きたい」と語った。
来賓挨拶に立った日工組の井上副理事長は「我々はとにかく年末まではお願いをしていかねばならない。第3次の回収についてまずは10月末までに10数万台の回収が進められており、皆様方のご協力のおかげで達成する目処がついている。引き続き年末までの回収について皆様方のご協力をお願いしたい」と述べ、さらに「業界はここ数年、このままでは駄目だという程、次々と難題が降りかかっている。我々一つの団体だけでは、解決出来ない問題ばかり。今、ここで団結して何とかいい方向に向かっていきたい」と語った。
続いて挨拶に立った“ミスター赤ヘル”こと山本浩二さんは「カープが25年振りにリーグ優勝して広島はお祭り騒ぎ。今回の優勝で7回目だが、6回までは自分がユニフォームを着て参加していた。今年は初めて外から見ていたが、今までには無かったファンの気持ち、選手スタッフの家族の気持ちになって応援していた。今回のコースは厳しいが、選手の皆さんは迷ったら真っ直ぐ打って下さい」とエールを送った。
乾杯の発声に立った広島県遊協の延川理事長は「業界は非常に厳しい状態である。暗雲たれ込めた状況ですが、明けない夜はない。朝日輝く明日が来る事を信じて頑張っていくしかない」とし、参会者の協力を要請した。
各地区から選ばれた11チームの選手紹介が行われ、選手による決意表明と共に所属地区の優勝を大いにアピールした。
大会当日には台風一過、絶好の天候に恵まれ、各支部から選抜された選手らはプロ仕様のセッティングで行われた難コースに挑んだ。昼食では広島開催という事で、広島で店舗展開している有名店「ちんちくりん」のスタッフがブースを出し、目の前で広島お好み焼きを焼いて参加者らに振る舞った。参加者は広島名物の広島お好み焼きに舌鼓を打ちつつ束の間のブレイクを楽しんだ。
表彰懇親会に先立ち挨拶した全商協の中村会長は「遊技機撤去問題に鑑み日工組・全日遊連とともに大変な状況のなか全国を回り、なかなか家に帰る事もできないが、今回のゴルフはとても楽しませて頂いた」と語り、ゲストプレイヤーの山本浩二氏は「昨日真っ直ぐ打てと申しましたが入らなかったと思う」と謝罪した。
チャリティー基金で集まった浄財は45万円超。組合からの寄附金を含めた50万円を公益財団法人犯罪被害救援基金へ寄付され、伊豆理事長より同法人の迫田主査に手渡された。
■成績
【団体の部】
優 勝/近畿支部A
準優勝/近畿支部B
第3位/中国・四国支部
【個人の部】(敬称略)
優 勝/久次米建治
準優勝/金沢竜志
第3位/川勝羊一