シチズンホールディング㈱(戸倉敏夫代表取締役社長)は、3月30日開催の取締役会において、グループ企業であるシルバー電研㈱(髙橋修司代表取締役社長)の遊技機器事業のうち、iクリアシステム製品、紙幣搬送機器製品の開発・製造・販売業務及びアフターメンテナンス業務を日本金銭機械㈱(上東洋次郎代表取締役社長)に譲渡することを決議。これにより、シルバー電研㈱は今年7月1日に予定されている事業譲渡後、解散及び清算となる見通しとなった。
シチズンホールディングスでは、シルバー電研㈱の構造改革を実施し、事業の立て直しを図ってきたが、遊技店舗数及び参加人口の減少に歯止めがかからず市場規模の縮小とともに経営環境は厳しさを増し、時計事業、工作機械事業、小型精密部品事業等に経営資源を集中させることが同グループの企業価値向上に資すると判断。そのなかで、シルバー電研㈱の事業を存続させるため事業譲渡について、日本金銭機械㈱と交渉を進めてきた。