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遊技機楽曲再生、JASRACと合意

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日工組、日電協、一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)との間で、昨年12月1日、パチンコホールに設置する遊技機から再生されるJASRAC管理の音楽の権利関係について合意した。今年1月1日より、合意内容に基づいたJASRAC管理が開始されている。

合意内容によると、楽曲利用の手続きは、遊技機メーカーがホール経営者に代わり、遊技機へのJASRAC管理作品の複製に係る申込み手続きと、使用料の支払いをするというもの。使用料はJASRACの著作物1曲あたり80円が、ホールに設置された遊技機1台に対して発生する。ただし今後3年間は経過措置が設けられ、利用料は2017年50円、2018年60円、2019年70円となっている。

ホールで遊技機から再生される楽曲の使用料の問題については、一昨年4月、JASRAC側が全日遊連の全国理事会で「遊技機メーカーに対し楽曲の複製権について許諾し、それに対する使用料を得ているが、遊技機による音楽再生は上映権に該当し、別途使用料の支払いが必要」「ホールが遊技機を設置し電源を入れて楽曲を流している以上、ホールが上映権の使用料を支払うことが原則である」等と主張。これを受け全日遊連側は、「ホールに設置している遊技機にどのような楽曲が使用されているか判然としない」「遊技機の入替が頻繁に行われている」との理由によりホール個々での利用実態の把握が困難であることから、日工組、日電協に対し、上映等利用に関しても遊技機メーカーで権利処理して欲しいと要請。その後、日工組、日電協がACCSとともにJASRACと進めてきた。

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