神奈川県遊協（伊坂重憲理事長）は6月17日、横浜市の横浜ベイホテル東急で第50回通常総会及び50周年記念祝賀会を催した。
総会は総組合員数301名のうち委任状含めて277名が出席し成立。平成27年度の事業報告など全10号議案を審議し、何れも可決承認を得た。また議案審議に先立ち、退任役員や永年勤続者（勤続20年）、社会貢献及び業界のイメージアップに貢献した功労者に対し、感謝状や表彰状の授与式を行った。
組合発足50周年という節目を迎えたなかで開かれた本総会。冒頭の挨拶で伊坂重憲理事長は発足当時の業界状況を振り返った。「本日の総会は昭和41年6月に神奈川遊技場協同組合が発足して以来、50周年という記念すべき総会。半世紀の神遊協の歴史を顧みると当時は東京オリンピック開催直後の高度成長期で国民のレジャー志向が強く、遊技業界は技術革新による新たな遊技機の登場により、パチンコはチューリップ全盛時代に突入した時期。その一方では、営業利益を狙った暴力団の関与の問題が横行した時代でもあり、その対処に苦労された先人を偲び改めて心から敬意を表する次第」と、組合の礎を築いた諸先輩に対する謝意を述べた。
総会後の記念祝賀会には組合関係者ほか、神奈川県の行政関係者、近隣遊協組合の関係者、業界団体関係者、取引企業関係者など400～500名が出席。黒岩祐冶神奈川県知事は「日頃から健全な娯楽を育成しつつ、県内の様々な福祉施設の運営に協力して頂いていることに心から感謝を申し上げる」と祝辞を述べた。その後は神奈川フィルハーモニー管弦楽団による演奏のもと、出席者同士、和やかな歓談を楽しんだ。
伊坂重憲理事長
50周年記念祝賀会で祝辞を述べる黒岩祐冶神奈川県知事
