京都府遊協(白川鐘一理事長)は4月27日、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都にて春季営業者・管理者等研修会を開催。約230人の組合員が参加した。
冒頭、挨拶に立った白川鐘一理事長は「業界を取り巻く環境は誠に厳しい状況となっているが、このようなときであっても健全な営業活動に資するためには現状の問題点や各種法令について研鑽を重ねることが重要であり、本年度も研修会を開催することとした」と研修会の主旨を説明。
研修会では、まずゴト対策研修として㈱ジーティネットCS事業部の藤井義久氏が、ゴト被害の現状とその対策について講演。藤井氏はセルゴト・電磁波ゴト、油玉ゴト・傾斜変更ゴト、仕込み系ゴトといった3種類のゴトについて、実際にゴト師がゴト行為を行っている時の映像や同社による検証映像などを交えながら、それぞれの手口の概要、狙われやすい機種、そしてそれぞれのゴトの対策を解説。藤井氏は最後に「研修会の内容をホールにお持ち帰り頂き、ゴト被害の把握、そしてその対策等をセキュリティの意識の向上へと繋げて頂きたい」と述べ、各ホールがセキュリティ意識を高めることにより、京都全体のセキュリティが向上し、ゴト師に狙われにくくなるとした。
続いて、不当要求防止責任者講習として京都府暴力追放運動推進センターの上原忠晴事業課長が登壇。暴力団やクレーマーに対応する際の心構えや対処方法を説明し「皆さんがホールで不当な要求を受けた時に一人で悩んで考えていたら、絶対に解決しないし、大切なお客様を疎かにすることになってしまう」と述べ、不当な要求を受けた時は暴力追放運動推進センター、弁護士、警察に相談するよう呼びかけた。