栃木県遊協は5月22日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデにて第59回通常総会を開催。議案審議では、2025年度事業計画や賦課金の徴収方法、総会宣言・総会スローガン採択など全7議案が上程され、全て拍手により承認された。
冒頭の挨拶で金淳次理事長は、遊技業界を取り巻く厳しい経営環境を指摘。「設備投資等の高騰により、中小ホールの廃業に歯止めがかからない状況。パチンコ・パチスロ遊技を国民の身近な娯楽として将来へ繋げていくために、伝統と革新を根底とした経営戦略を実践し、社会的な責任を果たすことのできる産業として成長していかなければならない」と述べ、業界パーパス「遊びの力で、心を元気に」を正しく国民に伝え、安心・安全に遊技できる大衆娯楽を提供し続ける姿勢を示した。

金淳次理事長
寄付金贈呈では、恒例となった地域福祉基金として栃木県に100万円を贈呈。目録を受け取った福田富一県知事は「いただいたご寄付は県が推進する『おもいやり駐車スペース』の適正利用の推進、障がい者差別の解消に向けた普及啓発やケア支援事業など、地域福祉の推進のため大切に活用させていただく」と謝意を述べ、金理事長に感謝状が贈られた。
来賓を代表して登壇した栃木県警察本部生活安全部の林光孝部長は、「昨今の治安情勢は厳しいものがあり、県民が抱く漠然とした不安感を少しでも払拭したい」として、防犯アプリ「とちぎポリス」を紹介。マップを使った防犯パトロール機能や防犯ブザーを搭載したもので、従業員や家族を守るために積極的な活用を促した他、継続的な社会貢献活動やさらなる健全化に努めるよう呼びかけた。

寄付金贈呈式