SANKYOは5月12日、2025年3月期の決算を発表。売上高1918億21百万円(前期比3.7%減)、営業利益736億5百万円(同1.5%増)、経常利益745億87百万円(同1.9%増)、純利益539億92百万円(同0.4%増)となった。パチンコ機関連事業においては、主力タイトルのシリーズ機を中心に販売台数を積み重ねた結果、販売台数は前期比で25%減となったものの、3年連続のトップシェアを獲得。パチスロ機関連事業においても、新規タイトルの好調な販売と増産ニーズへの対応により、販売台数は前期比87%増となり、初めてトップシェアを獲得。パチンコ・パチスロ両市場における年間トップシェア獲得という業界初の快挙を達成した。
パチンコ機関連事業の売上高は1077億25百万円(前期比26.7%減)、営業利益は438億15百万円(同28.4%減)、販売台数は224,497台(同24.6%減)。「フィーバーからくりサーカス2」「フィーバー戦姫絶唱シンフォギア4」「宇宙戦艦ヤマト2202 超波動」「ゴジラ対エヴァンゲリオン セカンドインパクト G」など新規8タイトル、リユース機等7タイトルを販売した。
パチスロ機関連事業の売上高は634億62百万円(前期比97.4%増)、営業利益は356億86百万円(同133.4%増)、販売台数は131,368台(同86.7%増)。「Lパチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌」「パチスロ かぐや様は告らせたい」「Lパチスロ シン・エヴァンゲリオン」など新規6タイトルを発売した他、2023年7月の発売以降、高稼働を続けている「パチスロ からくりサーカス」など3タイトルの増産も行った。
2026年3月期の業績予想については、パチンコ機・パチスロ機関連事業において、引き続きスマート遊技機の開発を推進すると共に、新たなゲーム性を有した商品開発にも積極的に取り組み、パチンコ市場においては、4期連続となるトップシェアの獲得、パチスロ市場では、トップグループの一角としての地位を確固たるものにすべく、両事業において機種ラインナップを充実させていく。販売台数はパチンコ機23万台、パチスロ機13.2万台を計画しており、売上高1,850億円(前期比3.6%減)、営業利益630億円(同14.4%減)、経常利益640億円(同14.2%減)、純利益440億円(同18.5%減)を見込んでいる。