セガサミーホールディングスは2月7日、同社のゲーミング事業を吸収分割により完全子会社のセガサミークリエイション(以下 SSC)に承継することを発表した。
同社は2024年5月に公表した中期計画においてゲーミング事業の確立を目標に掲げており、ゲーミング事業ではSSCによるゲーミング機器・コンテンツの開発・提供を通じて顧客基盤を構築するとともに、PARADISE GROUPとの合弁事業であるパラダイスシティの運営を通じて直接的な顧客接点を設ける事により、オンラインゲーミングにも活用可能なカジノオペレー
ションのノウハウを蓄積している。
また、特に今後拡大が見込まれる米国iGaming市場を中心としたオンラインゲーミング市場への進出を目標に、2023年11月にはGANの買収を公表し、2024年7月にはStakelogicの買収を公表している。
今後、現在進行しているGAN及びStakelogicの買収完了時期に合わせて、SSCを中核事業会社とした体制へ移行し、ゲーミング事業の戦略、財務状況、リスク等を適切に管理し、環境変化に適応した迅速な意思決定が可能なガバナンス体制を構築するために、同社及びグループ会社における組織再編を行い、世界各地に分散するゲーミングの事業拠点におけるゲーミングライセンス・コントロールなどの一元管理と連携体制を構築、ゲーミング関連各社が持つ強みを結集しセグメントシナジーを最大化することで国際的な競争力を強化する。
なお、この会社分割に伴う分割資産には、同社と韓国PARADISE GROUPとの合弁会社であり、同社が45%の株式を保有する持分法適用関連会社PARADISE SEGASAMMY(以下 PSS)の全
普通株式を含んでいる。また、会社分割は同社および同社完全子会社間で行われるため、同社の連結業績に与える影響は軽微であるとしている。