パチンコ国会質問 内閣が答弁/射幸性管理の在り方など

先般、維新の党に所属する高井崇志衆議院議員が国会に提出したパチンコ関連の質問主意書の詳細と、これに対する内閣答弁の内容が明らかとなった。以下、その内容を掲載する(※各質問の→以降の太字が答弁内容。なお質問四の2に対する答弁は、質問3に対する答弁内に含む)。

~ぱちんこ遊技機の射幸性管理に係る規制の在り方とのめりこみ・ギャンブル依存症問題の関係に関する質問主意書~

平成二十八年三月一日
提出者 高井崇志
衆議院議長 大島理森殿

公益財団法人日本生産性本部の「レジャー白書2015」によれば、パチンコ産業の平成二十六年中の市場規模は二十四兆五千億円、遊技への参加人口は千百五十万人となっており、一人当たりの年間遊技費用が二百万円を超え、高額の費用を遊技に投入するいわゆる「ヘビーユーザー」に頼った営業が続いていることが見て取れる。

他方でパチンコ業界には、パチンコメーカー又はホールが遊技くぎを改変し遊技機の射幸性を向上させる不正改造が蔓延していることが平成二十七年六月から遊技産業健全化推進機構によって実施された遊技機性能調査によって明らかになっている。

このようなパチンコ業界に蔓延する不正改造がパチンコ産業のヘビーユーザー化を加速し、いわゆる「のめりこみ・ギャンブル依存症」の罹患者及びその家族の家庭環境・経済環境に深刻な影響を与えていることが懸念される。そこで「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(以下「風適法」という)における射幸性の管理の在り方について以下の諸点に関して質問する。

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