SANKYOは11月7日、2025年3月期第2四半期(中間期)の決算を発表。売上高907億29百万円(前年同期比21.9%減)、営業利益362億88百万円(同20.2%減)、経常利益367億40百万円(同19.9%減)、純利益262億35百万円(同20.0%減)となり、前年同期比で減収減益となった。パチンコ機の販売台数は前年同期比で大幅に減少したが、パチスロ機では新規3タイトルの販売に加え、稼働が好調な複数機種の増産を行ったことにより、順調に販売台数を伸ばした。
パチンコ機関連事業では、「フィーバーマクロスフロンティア5」「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」などを販売し、売上高379億81百万円(前年同期比53.7%減)、営業利益158億41百万円(同56.6%減)、販売台数83,662台(同50.1%減)となった。当期は新規タイトルが3タイトル(前年同期は5タイトル)に留まったことに加え、前年同期の「フィーバー機動戦士ガンダムSEED」の5万台を超えるヒットの反動などにより、前年同期に比べ大幅に販売台数が減少したが、通期販売台数予想(24.7万台)に対しては概ね計画通り進捗しているという。なお、「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」はP機とスマパチを同時発売し、販売は従来機がメインとなったが、導入後はラッキートリガー(LT)と「超デカSTART」を搭載した特徴的なゲーム性を有するスマパチが好評を博し、第3四半期に増産を行うことが決定している。
パチスロ機関連事業では、「Lパチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 正義の歌」「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」のほか、好調な稼働実績を残している「パチスロ からくりサーカス」をはじめ複数タイトルの増産を行い、売上高392億円(前年同期比80.8%増)、営業利益232億72百万円(同102.7%増)、販売台数80,749台(同66.8%増)となった。
補給機器関連事業は、売上高132億円(前年同期比8.8%増)、営業利益10億円(同3.1%減)。
通期業績予想は前回発表値を据え置き、予想販売台数をパチンコ機247,700台、パチスロ機119,500台とし、売上高1,800億円(前期比9.6%減)、営業利益610億円(同15.9%減)、経常利益620億円(同15.3%減)、純利益420億円(同21.9%減)を見込んでいる。