日電協と日工組と回胴遊商は10月5日、都内千代田区のベルサール秋葉原にて、一般ファンを対象にしたイベント「パチスロサミット2024」を開催。冷雨が降るあいにくの天候にも関わらず、晴天だった昨年と負けず劣らずのファンが詰めかけ、場内は熱気に包まれた。
オープニングセレモニーでは、日電協の小林友也理事長が「パチスロサミットは、『8月4日はパチスロの日』を制定したときから、ファンの皆様と直接触れ合い、パチスロ文化を広く継承していくために開催してきた、パチスロ業界最大級のリアルイベントです。スマートパチスロが大変好調である中、射幸性に頼らない新たな遊技性を持つボーナストリガーを来年度には市場投入する予定です。これからもファンのニーズに応えて、たくさんのワクワクドキドキを提供していきたいと考えております。今日は思い切り遊んでください」と、ゆっくりと丁寧に挨拶。そして、日工組の榎本善紀理事長、回胴遊商の大饗裕記理事長と共に、テープカットを行った。
会場は、人気ライター8人が2チームに分かれてクイズ&ゲーム大会を行うなどのステージがメインの1階と、最新機種の試打ができる地下1階の2フロア構成。年齢制限がない、お菓子用のクレーンゲームに並ぶ家族連れも見られた。学遊連の「今時の学生に○×ホンネ調査!」は、パチスロ好きの学生8人が登壇し、様々な質問に○×で答えた後に深掘りするという形式。「月に4回以上、打ちに行く?」に○を上げた6人に「具体的には週に何回行く?」と聞くと、「週8」と大喜利のような回答をした強者が2人もいた。人気ライターによるクイズ&ゲーム大会で一番盛り上がったのは、30秒以内に25φを箱に移していき777枚に近い人が勝ちというゲーム。梅屋シンさんが774枚というスコアを出した瞬間、会場には大きなどよめきが起こった。
12時から開放された地下の試打会場は、真夏と間違うほどに熱気ムンムン。20機種95台がフル稼働となっていた。中には先着でオリジナルグッズがもらえる機種もあり、1時間半待ちとなったことも。横浜市在住30代の男性2人組は、そのグッズが品切れになってしまったことを嘆きつつも「導入直前の『頭文字D 2nd』が打ちたくて来ました。楽しかったです。11月2日の『みんパチ』にも来ますよ!」と喜びを隠せない様子。新宿区から来た20代の兄弟は、じゃんけん大会のくまちゃむさんの回で弟が優勝してオリジナルグッズの詰め合わせセットをゲット。「好きな『モンキーターン』のタオルも入っています。もう、最高!」と興奮し、兄は「今日、誘ったのは僕なんですが…」と苦笑い。未経験者がホール店員にパチスロをレクチャーしてもらえるコーナーには外国人の姿もあり、ファン拡大に大きな期待が持てるイベントとなった。
※回胴遊商理事長の大饗(おおあえ)の「あえ」の字は、正しくは上が「郷」ですが、ご覧の環境によっては正しく表記されない場合があります。