マルハンの北日本カンパニーは観光事業展開に向けて2024年に設立した子会社のアンコールグループを通じて、8月29日に富裕層向け旅行企画会社のマゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト(石川県金沢市)の発行済株式の90%を取得した。
マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストは、石川県金沢市に拠点を置く旅行企画会社。世界の富裕層をターゲットに、インバウンドおよびアウトバウンドの両方で質の高い旅行企画とサービスを提供している。
マルハン・北日本カンパニーは、「富裕層向けの観光事業」を第2の事業の柱とするべく新たな事業展開を進めており、マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストとの強いシナジーを感じ、今回の株式取得に至った。
株式取得後はマルハン・北日本カンパニーからの役員も加わるが、経営方針および計画に大きな変更はなく、代表取締役の朽木浩志氏および取締役の木原彩氏による現行の経営体制を維持した上で両社の経営統合を進め、相互のシナジーが創出される体制を構築していく。
マルハン・北日本カンパニーは、「マゼラン・リゾーツ・アンド・トラストが持つ人材、コネクション、アイデア、知見などのリソースを最大限に活用し、今回のM&Aが両社の事業拡大につながることを確信している」としている。