大阪遊協が青パト5台を寄贈・累計60台~地域の自主防犯活動に活用

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大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は9月9日、大阪府庁本館・正庁の間において、令和6年度「青色防犯パトロール車両贈呈式」を開催した。

青色防犯パトロール車両(青パト)とは、防犯意識向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた府の市町村が一般の車両では装備する事のできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うというもの。各種防犯への啓蒙活動や登下校する子どもたちの見守り活動、街頭犯罪の未然防止など、地域に根ざした防犯活動に役立てられている。

組合では平成15年から府下の社会福祉施設に福祉車輛を寄贈しており、平成27年度をもって目標台数となる累計200台の寄贈を達成。平成28年度から青パトの寄贈をスタートさせた。9年目を迎える今回は、大阪府治安対策課を通じて府下5市(堺市美原区、貝塚、富田林、藤井寺、東大阪)へ各1台を寄贈した。これにより青パトの寄贈台数は、累計60台となった。

贈呈式には、組合から、平川理事長、寄贈先に関係する5支部組合長、野口賀蔵副理事長、大山秀一副理事長、段周精事業開発・社会貢献事業・広報委員長、協賛のヤクルト中日本支店から美多浩二副支店長、大阪府からは吉村洋文知事、松井芳和危機管理監、そして大阪府警察本部生活安全部より府民安全対策課の岸田直樹課長が出席した。

冒頭、挨拶に立った平川理事長は、青パトの寄贈は、傘下の約380店舗余の組合員の協力のもとに継続実施している地域密着の社会貢献活動の一つであり、各地域における様々な自主防犯活動の一助となる事が目的と述べ、その取り組みに理解と協力を込めた。また、パチンコ・パチスロを営業するホール事業者として、地域に密着した大衆娯楽を提供している役割について説明し、のめり込み問題については、ギャンブル等依存症への対策が法制化される以前の2003年から取組んでおり20年余になるとした。

続いて吉村知事からは、安全安心なまちづくりを推進していく中で、今回で60台目となる青パト寄贈は、子どもの登下校時の見守り活動や地域の防犯パトロール、特殊詐欺被害防止に向けた警戒・広報等、自主防犯活動に活用したいと謝意を述べ、「大阪府では、自治体、警察、事業者、府民が一体となったオールおおさかの体制のもと、府民が安心して暮らせる『安全なまち大阪』を確立すべくまい進して参りますので引き続きのご支援、ご協力をお願い申し上げます」と述べた。

式典では、平川理事長より吉村知事へレプリカキーが手渡され、これに対して感謝状が贈られた。同席した寄贈を受ける自治体の代表が、拍手で青パト受領を祝した。府庁前では、寄贈車両が整列して駐車展示され、行き交う府民の目に止まっていた。

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