日遊協が会見、使用済みパチスロ機の不正流通で「機械屋」の実態を説明

日遊協は7月25日、定例理事会後の記者会見を行い、神奈川県警が21世紀会に協力要請した「ゲーム賭博店撲滅に向けた中古パチスロ機等の適正流通」や自己申告・家族申告プログラムの推進状況、広告宣伝検討会の審議状況について報告した。

会見では、違法賭博店にパチスロ機を提供する通称「機械屋」と呼ばれるブローカーが逮捕された事案に関して報告。神奈川県警からの説明によると、機械屋は廃業店から台あたり数万円程度で買い上げ、違法賭博店に改造したパチスロ機を20~30万円で販売し、メンテナンスも請け負っていたという。自己申告・家族申告プログラムの進捗状況では、6月末現在で自己申告が89.4%、家族申告が84.6%の導入率で推移した。広告宣伝検討会では、「おすすめ」や「記念日」の扱いなど問い合わせが多い事例を現在取りまとめており、Q&A集を作成する方針。

21世紀会が発信したパーパスについて、所感を求められた西村拓郎会長は「これからどんどんブラッシュアップし、もっと崇高なものにしていく。次の世代にバトンを渡すためのきっかけの一つがパーパスの策定で、業界一丸で取り組んでいるのは良いこと。閉塞的な業界体質もこれから変わっていくだろう。現在協議を重ねており、業界外に向けては今秋を目途に発信する準備を進めている」と見解を示した。

日遊協_会見

西村拓郎会長

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