シーズリサーチはこのほど、最新の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。同調査はパチンコ業界の景気動向の判定を目的に経営企業を対象に四半期毎に実施している。今回の調査は2024年3月14日~3月29日にかけてファックス及びWEBアンケートにて実施し、54企業、76地域から回答があった。
報告書によると、過去1ヵ月の収益や売上、粗利などから判断される「全般的業況」は、23.7ポイント(前回比27.7良化)まで大幅に回復し、3ヵ月後も25.0ポイントと現状を維持する見通しとなった。
稼動状況は、「パチンコ」が▲42.1ポイント(前回比12.6良化)で、3ヵ月後も▲40.8ポイントと現状維持となる見通し。「パチスロ」は46.1ポイント(前回比22.1良化)、3ヵ月後は35.5ポイントとやや悪化はするもののプラス圏を維持する見通しとなった。
今後3ヵ月間の営業施策について、遊技機設置台数を増減差(拡大-縮小)で見ると、「パチンコ」は▲36.5ポイント(前回比17.3悪化)となり、回復が見られた前回調査からは一転、再び大きく落ち込んだ。一方、「パチスロ」は42.3ポイント(前回比9.6良化)まで回復した。
また、遊技機購入費を増減差(増やす-減らす)で見ると、「パチンコ新台」は▲28.8ポイント(前回比16.7良化)、「パチスロ新台」は34.6ポイント(前回比38.2良化)となり、「パチンコ新台」の購入意向の高さがうかがえる結果となった。「パチンコ中古機」は13.5ポイント(前回比17.3良化)、「パチスロ中古機」は17.3ポイント(前回比23.0良化)と揃ってプラス圏に浮上した。