一般財団法人セガサミー文化芸術財団(神奈川県横浜市、里見治紀代表理事)が運営するダンスハウス「Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ、以下 DaBY)」の活動が、公益社団法人企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2023」にて「メセナ大賞」を受賞した。
「DaBY」は、ダンスを中心とするパフォーミングアーツ作品の創作を目的に、地域や文化芸術を愛する人のために開かれたダンスハウス。2020年6月のオープン以降、ワークショップや実験的なトライアウト公演の企画・運営、海外アーティストやカンパニー招聘、ダンスアーカイブ事業などを行い、振付家やダンサーのみならず、様々な分野のクリエイター、批評家、研究者、プロダクションスタッフ、そして観客の交流拠点を目指している。
アーティストに作品創作の場を提供して、実験的なプログラムを企画し、社会にひらかれたダンスハウスとして多様な人々の交流を促進し、ダンス文化の発展と改革に向けて挑戦している点が評価された。
メセナアワードは、企業によるメセナ(芸術文化振興による豊かな社会創造)の充実と社会からの関心を高めることを目的として、1991年に「メセナ大賞」(2004年より「メセナアワード」に改称)が創設。以来、前年度に実施されたメセナ活動を対象に選考が行われ、2022年までに全国各地の優れたメセナ活動241件が表彰されている。