神奈川県遊協が社会貢献大賞を受賞、ウクライナ避難民支援事業における迅速な対応が評価

第18回社会貢献大賞表彰式

パチンコ・パチスロ社会貢献機構は7月20日、都内港区の第一ホテル東京にて「第18回社会貢献大賞表彰式」並びに「2023年度助成金贈呈式」を開催。

第18回社会貢献大賞には、26都府県方面遊協から60件の申請があり、審査の結果、神奈川県遊協の「神奈川県が行うウクライナ避難民支援事業に対する支援」事業が大賞に選ばれた。

同組合は、ロシアによるウクライナ侵攻を受け神奈川県に避難してきた避難民支援に取り組む県に対し、避難民に提供できるよう確保している県営住宅5戸分で使用する家財道具(テーブル、椅子、冷蔵庫、洗濯機、寝具等)を取り揃え、4月に贈呈。極めて短期間のうちに支援を実行したとして、その迅速な対応が評価された。

受賞挨拶で同組合の伊坂重憲理事長は「私たちが行った支援活動は新聞や地元テレビ局でも大きく報道され、多くの企業や団体にもウクライナ避難民の存在が認知されることになり、後の支援活動の呼び水になったと思う。現在もこの支援は継続しているが、いつの日か避難民が帰国できるようになるまで全うしたい。私たちの業界は厳しい経営環境の中にあるが、社会から必要とされる産業として支持され続けるためにも、社会貢献活動の灯を絶やすわけにはいかない。当組合も厳しい状況ではあるが、真に喜ばれる社会貢献活動をしっかりと見極め、今後も実施して参りたい」と語った。

なお、同組合が大賞を受賞したのは3回目で、昭和60年から続く社会貢献活動の支援金は今年度で総額30億円を超えた。

表彰式では他にも、都府県方面部門、支部組合部門、組合員ホール部門においてそれぞれ最優秀賞、優秀賞を表彰。さらに今年度は、貢献活動20年以上となる永年活動顕彰事業と、30年以上の特別永年活動顕彰事業を新設した。長期に渡って各地域で社会貢献活動を実施し、遊技業界のイメージアップに寄与した都府県方面部門、支部組合部門、組合員ホールを表彰した。

今年度の助成事業は、2022年11月7日から12月9日までの期間で、一般助成はパチンコ・パチスロ依存問題の予防と解決に取り組む事業・研究への支援など3つのテーマで募集した結果、112件の申請があった。審査の結果、一般助成16団体、特別助成1件、特命助成1件の全18事業へ総計3,114万円を助成した。

第18回社会貢献大賞表彰式

左からパチンコ・パチスロ社会貢献機構の宮廻正明代表理事、神奈川県遊協の伊坂重徳理事長

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