シーズリサーチは7月13日、最新の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。調査はパチンコ業界の景気動向の判定を目的に経営企業を対象に四半期毎に実施しており、今回の調査は2023年6月15日~6月30日にかけてファックス及びWEBアンケートにて実施。57企業、86地域から回答があった。
報告書によると、収益や売上・粗利といった全般的業況は14.1ポイント(前回比15.5良化)のプラス圏まで大幅に回復した。3ヵ月後には18.8ポイントまで回復が続く見通しとなっており、業況には回復の兆しが見られる。
稼動状況は「パチンコ」が▲57.0ポイント(前回比17.3悪化)まで悪化した。一方、「パチスロ」は47.7ポイント(同20.7良化)まで大幅に回復。3ヵ月後は「パチンコ」が▲40.7ポイント、「パチスロ」が47.7ポイントとなり、パチスロは好調を維持するが、パチンコは苦しい状況が続く見通し。
今後3ヵ月間の営業施策について、遊技機設置台数を増減差(拡大-縮小)で見ると、「パチンコ」が▲23.2ポイント(前回比13.8悪化)となり、4期連続してマイナス圏で推移した。「パチスロ」は44.6ポイント(同33.3良化)まで回復しており、「『スマスロ北斗の拳』導入の影響もあったと考えられる」としている。
遊技機購入費用を増減差(拡大-縮小)で見ると、「パチンコ新台」は▲41.8ポイント(前回比34.4悪化)、「パチスロ新台」は48.2ポイント(同3.8良化)となり、パチスロ新台がプラス圏を大幅に上回っているのとは対照的にパチンコ新台は大幅に低下している。