ぱちんこ広告協議会(東京都千代田区、平野輝寿 理事長、PAA)は、全日本学生遊技連盟(学遊連)の協力を得て、学生と共に依存問題について考える「依存問題勉強会~学生と考えるぱちんこ依存問題」を5月19日にDMM.com本社セミナーエリアで開催した。学遊連の浪岡将史理事兼北海道支部長をはじめ10名の学生が、全国から会場とオンラインで参加し、依存問題に関わる謎解きに取り組んだ。
開催にあたって平野理事長が「パチンコ・パチスロには、おもしろいおもしろくない、勝った負けたではない良い面がたくさんあります。一方で依存問題のような取り組むべき課題もあります。パチンコ・パチスロを始める時点から依存問題についての正しい知識をお伝えできれば、その後の楽しみ方に大きな違いが出てくると思います」と挨拶した。
続いて、司会のパチ7ライターのハニートラップ梅木氏とギャンブル等依存問題検討WGの大石大氏が登壇し、4つの謎解きを開始。難問をヒントを手がかりに解いていき、「プラン」「上限」「アドバイザー」「RSN(リカバリーサポート・ネットワーク)」のキーワードを導き出した。依存対策に有効なこれらキーワードに対して、RSNで相談員を務めた経験もあるマルハン西日本カンパニーの鈴木智一氏が、何が問題なのか、どういった対策が行われているのかを丁寧に解説した。学生からも、コロナ禍でRSNへの相談件数に変化はあったのか、若年層は射幸性の高い台を求めがちだが依存との関係性はどうなのか、業界側は射幸性と依存の関係性についてどうみているのか、SNS・チャットなどを使った相談受付など新しいシステムやユーザーをサポートする枠組みなどをRSNでは検討しているのか、といった質問が寄せられた。
また、PAAは学遊連の協力を得て、のめり込み・依存防止対策の啓発活動の一環として、謎解きを活用したLINEアプリ「謎ぱち ~安心娯楽への招待状~」(謎ぱち)を5月19日にリリースした。同アプリではオリジナルキャラクターの「ナゾ子ちゃん」がナビゲートして、謎を解きながら安心・安全にぱちんこを楽しむコツと依存に対する正しい知識を学ぶことができる。