一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進、佐藤正夫代表理事・会長)は3月14日、YMCAアジア青少年センターおよびオンラインにて、令和5年3月度の理事会・部会を開催した。今回の部会では、国際カジノ研究所の木曽崇所長が「オンラインによる合法『疑似』賭博の可能性(NFTガチャ、P2E)」について講演。会員プレゼンテーションとして、システム エイ・ブイから「WEB会議」製品の紹介が行われた。
講演では木曽所長が、NFTゲームとP2Eの登場と展望、パチンコ・パチスロ遊技との比較について語った。海外ではNFTを提供するNFTゲームで獲得したNFTを、ユーザーが取引することで資産として稼ぐことができる「P2E(Play to Earn)」が根付いてきていると説明。このNFTゲームとP2Eについては国内でも企画が進行しており、パチンコ・パチスロのNFTゲーム化も原理的には可能とした上で、課題も示しつつ、「(NFTゲームの台頭は)皆様の業界にとって脅威となる状況にあるとも言えるし、業界関連企業から参入する動きもあり、今後そうしたサービスが増える見通しだ」と述べた。
システム エイ・ブイの会員プレゼンテーションでは、コロナ禍を背景に需要の高まりを見せる「WEB会議用オールインデバイス」(BOSE VIDEOBAR VB1/VB-S)が紹介された。WEB会議を準備する際はパソコンへカメラ・スピーカー・マイク、モニターの各機材をそれぞれ接続する必要があるが、本製品はカメラ・スピーカー・マイクが一体となっており、1本のケーブルをパソコンへつなげるのみで準備が完了する。さらに機能毎に特徴を備えており、カメラは画角30cmから映り込む広い水平視野を持ち、オートフレーミング機能により発言者を追尾できるほか、マイクはビーム・ステアリング機能により発言者に向けて収音、スピーカーは独自のトランスデューサーを内蔵した上質なオーディオを実現している。持ち運びしやすく移動性が高く、オンライン配信用の機材としても活用できる。