広島県遊技業協同組合は10月21日、リーガロイヤルホテル広島(広島市中区)にて「経営者等健全営業推進研修会」を開催した。県遊協役員、経営者、管理者・店長等233名が出席し、POKKA吉田氏が「スマート遊技機の登場とその後の業界の変化」について講演した。
延川章喜理事長は挨拶の中で「ファンのパチンコ離れに加えて、新規則機の導入コストが重く圧し掛かってきており、廃業を決断せざるを得ないホールが出てきている」と業界を取り巻く環境の厳しさを挙げた一方、「パチスロは6.5号機の登場により売上・利益面の回復が見られる」として、11月から始まるスマートパチスロの導入について「低迷しているパチスロ市場のカンフル剤になって欲しい」と期待を語った。またスマート遊技機の高額な導入コストは非常に頭を悩ませる問題であるとしながらも、「機械の良し悪しを判断するのはお客様。スマートパチンコ、スマートパチスロがお客様の支持を得ることができれば、我々ホールももっと積極的に導入を図る必要もある」と述べた。
講演では「月刊シークエンス」発行人のPOKKA吉田氏が「スマート遊技機登場とその後の大変化」という題目で、現状の説明、スマート遊技機関連、既存機関連、インボイスや新紙幣発行関連、業界の現在地等について解説した。
また講演に先立ち広島県警察本部生活安全総務課許可等事務担当室の和泉英樹係長が行政講話を行い、業界の健全化の推進に関し、のめり込み対策・依存症対策、遊技機の不正改造事犯、商品問題、子供の車内放置事案の絶無などついて言及した。