広島県遊協は6月17日、広島市内のリーガロイヤルホテル広島にて令和4年度通常総会を開催。組合員246名が出席した中、議案審議では全議案が全て承認された。
延川章喜理事長は、山口県で発生した誤送金事件や大阪市議会が可決した意見書に言及し、「そもそも私達が展開する遊技業は、元来賭博とは一線を画した日本の伝統的な大衆娯楽として発展し、国民に幅広く愛され親しまれて来たもの。しかし、今のままでは我々の未来はないとこれまでの経験から痛感しているところ」と述べたほか、「これまで以上に依存問題対策や感染症対策を強化し、大切なお客様をお守りするという取組みを継続すると同時に、他方では青少年の健全育成や、スポーツ大会への支援、防犯思想の普及や暴力追放など各種の分野で財政的支援や人的支援なども展開し、社会貢献に寄与して参りたい。こうした不断の努力を積み重ねる事によって、お客様に手軽で身近な娯楽の場としてのホールを提供し、遊技人口の回復と拡大という大きな課題に向かって邁進していきたい」と挨拶。新たな難局を乗り切って行くため一人ひとりが、これまで以上に問題意識を共有し、連帯強化を図っていく必要性を訴えた。
来賓祝辞では、広島県警察本部生活安全部の岩上譲治部長、広島労働局労働基準部監督課の小岸圭太課長が祝辞を述べた。行政講話では広島県警察本部生活安全総務課許可等事務担当の林田辰男室長が登壇。林田室長は、旧規則機の撤去及び撤去遊技機の適正処理やのめり込み・依存防止対策、広告・宣伝等の健全化の徹底など7点を要請。この他、「インボイス制度の理解のために」という題目で国税局担当官がインボイス制度について講演した。