埼玉県遊協は6月16日、さいたま市の清水園で第55回通常総会を開催。総会は組合員140名中、委任状も含めて84名が出席し成立。事業報告や役員の補充選任など全5議案が上程され、全て可決された。
冒頭、同組合の理事長である趙顕洙氏が挨拶。「今年は県内の旧規則機が全て撤去されホッとしたのもつかの間、その後も閉店・休業・廃業が相次いでいるのが現状。この流れがいつまで続くか恐々としており、県遊協としての運営そのものを抜本的に変えなければいけない岐路に立っている。この先も問題は山積みであるが、業界改革、そして県遊協改革に皆で勤しんでいければ幸いだ」と語った。
同組合に加盟する店舗は令和4年3月末現在で360店舗。前年の同期に比べ40店舗が減ったこととなり、遊技機の設置台数も16万3,601台で、前年の同期と比べて16,237台が減少するなど、厳しい状況が続いている。
議事では、令和3年度事業報告として「新型コロナウイルス感染症への適切な対応」「依存問題に向けた諸対策の推進」「手軽で快適な遊技が出来る遊技環境の構築」「子ども食堂支援等の積極的な社会貢献活動の推進」などについて報告された。
総会終了後には、夏の参議院選挙に自民党公認候補者として出馬を予定している木村義雄氏と全日本遊技産業政治連盟より西村拓郎副会長が駆けつけた。