フィールズは3月22日、会社分割により持株会社体制に移行する方針であることを発表した。持株会社名は「円谷フィールズホールディングス株式会社」とし、引き続き上場を維持する。6月に開催する定時株主総会での承認を得た後、10月に持株会社体制へ移行する予定。
子会社の円谷プロダクションが展開する「ウルトラマン」IPのロイヤリティ収入がアジア地域において前年比約3倍と大きく伸長し、北米市場でも日本IPのマーチャンダイジングが好調に推移していることから、「ウルトラマン」IPをワールドワイドで積極的に展開していく。さらに、メタバースなどの仮想空間やNFTを活用したビジネスが今後主流になると想定される中、同社の保有する有力IPとデジタル映像制作ノウハウの強みを活かせる「IP×デジタル」ビジネスを成長戦略の柱に据えていく。
持株会社体制移行後は、円谷フィールズホールディングス株式会社の傘下に円谷プロダクション、デジタル・フロンティア、遊技機事業を担うフィールズなどのPS事業会社、その他のグループ会社を置き、遊技機事業を「IP×デジタル」ビジネス企業群と並列の組織体制とする。