全商協所属の中国遊商(山本基庚理事長)は2月4日、「アルコール除菌ジェル・不織布マスク」8,000セットを公益社団法人山口県防犯連合会(塩見富士雄代表理事)に贈呈した。山口県内における治安課題のひとつに挙げられている、高齢者を狙ったうそ電話詐欺の被害防止を図るため、被害防止広報に活用してもらう。
贈呈式は山口県警察本部で開催され、山本基庚理事長から山口県防犯連合会長尾安文専務理事へ目録が手渡された。山本理事長は贈呈にあたり「少しでも被害防止に役立ててください」と述べると、贈呈を受けた長尾専務理事からは「大変ありがたい。うそ電話詐欺被害防止のため、有効に活用させていただく」との感謝の意が伝えられた。今回、贈呈した広報物品については、うそ電話詐欺被害防止の広報活動等の機会に配布される。
また、中国遊商が平成29年度続けているうそ電話詐欺被害防止に向けた各種支援に対して、同活動が山口県民の防犯力向上に大きく寄与したとして、落合達也生活安全部長から山本基庚理事長へ感謝状が贈呈された。
山口県警察本部生活安全企画課によると、令和3年中に確認された山口県内のうそ電話詐欺の被害件数は108件(前年比40件増)、被害額は約2億7,032万円(前年比約1,270万円減)。中国遊商は、今後もうそ電話詐欺被害防止に向けた継続的な支援等を行っていくとしている。